この悲しみや苦しみ、自分を責める気持ちや辛さはどうしたらいいですか?
「この悲しみや苦しみ、自分を責める気持ちや辛さはどうしたらいいですか?」
「何か解決する方法はありませんか?」
と、もし聞かれたなら、私はバイロンケイティさんの「ワーク(The Work)」をお勧めするでしょう。
このワークは、自分の苦しみの原因となっている考えに気づき、それをもとに熟考、内観していくことによって、その思い込みから自由になる心理学的なアプローチの手法です。
ワークは、書籍も出版されており、バイロンケイティさんのホームページには、簡単なワークの解説と自分で書き込んでワークするためのワークシートが無償で提供されていて、それをもとに4つの質問をしながら、自分が抱いて信じ込んでいる自分の考えを疑問視していくことができます。
そうすると、自分がいかに傲慢で勝手な思い込みの中で苦しんでいたのかよく見えてきます。
そうして、4つの質問の後に、さらに置き換えをしていくことにより、問題だと思っていたものが問題ではなくなってくることで、心が開かれ癒されていきます。
これは、コース学習者や非二元・悟り・目覚めの探求者であろうがなかろうが、内側を見る意欲があれば、誰にでも実践し、結果を得ることができるものだと思います。
誰の中にでもある、違和感や怒り、悲しみや苦しみの原因となる考えを持っているなら、それをワークシートに書き出して、4つの質問をして、熟考していくことにより、その思い込みという呪縛から自由になっていくことができます。
ただし、内側を見るたり、熟考したりすること自体が、そう簡単ではないので、難しいと感じる方もいらっしゃるかと思います。
自分に合った癒しを
なので、他にも、心や身体の癒しや、平安になるアプローチやメソッドはたくさんありますので、自分に合ったものを選んだり、試していくことは最善かと思います。
私も今まで、多くのセラピーやボディワーク、ヒーリングやヨガ・瞑想などを学んだり、実践してきました。
これらはもちろんお勧めですが、結局のところ、わかったことは、”答えは内側にあって外側には見つからない”ということで、内側にある答えを見つけていくための助けとして、「ワーク(The Work)」は今後の人生において非常に役立つものとなってくれるのではないか、と思います。
そして、コース学習者における赦しの実践においては、4つの質問が、STEP1の内側に戻る、STEP2の内側を見るプロセスと選択の識別において、非常に有益な案内役となってくれますし、置き換えは、STEP3の聖霊からの視点、知覚のシフトと心の自覚と学びにおいて、とても助けとなるものです。
そういう意味でも、非常にオススメだと言えるのです。
真実を知りたいですか?
しかし、内側を見るとは、そもそもが、内側を見ないために作り出した世界に対する私たちの堅固な信仰に反することになります。
それは、自動的に「見たくないものを見る」ことになるので、そこには抵抗があって当たり前ですし、コースの赦しの実践においても、抵抗は切っても切り離せないものであり、赦しが難しい所以はここにあります。
ケイティさんがワークの前によくおっしゃる言葉があります。
「あなたは真実を知りたいですか?」
「はい、私は真実を知りたいです。」
この好奇心と意欲は、内的探求=真実へのジャーニーにおいては必須といえるでしょう。
しかし、ワークをしっかり学ばなければならないとか、ワークがしっかりとできるようになることをすすめているわけではなく、コース学習者における赦しの実践のサポートとして、また、癒しやセラピーを求める方々の一つの手法としても、個人レベルから心のレベルまで、どなたでも試してみることができるように提供されているものなので、おすすめできるということです。
現実(リアリティ)は常に、それについてのストーリーよりも優しい。
byバイロン・ケイティ
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